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上気した肌と縄
By: マタタイ
Post Date: 2025/5/13 23:50
週末の温泉宿。湯気が静かに立ちのぼる部屋で、肌に馴染んだ浴衣の襟元がふと崩れる。 湯上りの火照った身体にまとわりつく空気すら、いつもより艶やかに感じるのは――彼の視線のせい。 何も言わず、けれど迷いなく手を伸ばす人。 慣れ親しんだその仕草に、自然と身を委ねる。 肌の奥まで思い出すのは、数えきれない夜に刻まれてきた“しつけ”の記憶。 柔らかな縄が滑り、締まり、ゆっくりと重なる体温。 「……むぐぅ、ん……うぅっ」 抗うふりはもう必要ない。甘えるように、縋るように、受け入れていく。 いつもより深く、強く、愛されながら、彼女はただ――黙って目を閉じた。 その先に何が待っているのか、知らなくてもかまわない。ただ、まだ夜は終わらない。
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🔥現在、某所にアップしていた作品をこちらに複製しています🔥 週1~2回のペースで作品をアップしています。 主に大人向けのシチュエーションをテーマにしており、調教や拘束など、フェチ要素の強い内容をメインに描いています。 よろしくお願いします。