ギャラリー
恥じらう兎の夜会
By: マタタイ
投稿日: 2025/5/15 08:02
アーケードの灯りもまばらになった頃、 「そろそろ帰ろうか」と夫が笑った。 けれど、彼女は──名残惜しそうに、すこしだけ頬を染めた。 楽しくて、嬉しくて、まだ終わらせたくない気持ちが、瞳の奥にきらめいている。 そんな彼女が、ふと口にした。 「ねえ……今夜だけ、冒険してみてもいい?」 数日前、たしかに耳にした夫の密やかな願い。 甘い照れ隠しのように笑いながら、彼女はそっとその衣装に袖を通す。 ──逆バニー。 大胆なシルエットに、背筋をすうっと撫でられる感覚。 それでも彼女は、愛する人のために、臆せずその姿をさらす。 「……み、見ないでって言っても、無理だよね……」 震える声も、はにかむ笑顔も、すべてが愛おしい。 ふたりきりの世界で、夜はさらに深く、甘やかに溶けていく。 いつもとは少し違う、だけど確かに優しい── そんな夜の冒険が、静かに始まろうとしていた。
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サンプル:https://prompt-com.com/ja/p/e680b0db-6265-4e94-8818-80f61b753ff4 週1~2回のペースで作品をアップしています。 主に大人向けのシチュエーションをテーマにしており、調教や拘束など、フェチ要素の強い内容をメインに描いています。 よろしくお願いします。