ギャラリー
部活(バレー部)
By: じゅじゅじゅ
投稿日: 2025/8/20 19:36
真夏の体育館。 ボールの音も掛け声も、いつの間にか遠くに消えていた。 気づけば汗に濡れた腕と腕が重なり、鼓動の速さだけが近くで響いている。 視線は絡んだまま離れず、触れた瞬間、衝動がすべてを越えてしまう。 もう練習の延長じゃない。二人だけの流れに変わっていた。 掛け声の余韻は消え、体育館に残るのは――別のリズム。 それは運動の熱でも、練習の声でもなく、自然に生まれた止まらない動きだった。
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