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【本編】奥様は、今宵も地下に
By: マタタイ
Post Date: 2025/7/1 04:17
銀のドレスが、月明かりのように彼女の肌を滑っていく。 完璧に整えられた髪、澄んだ眼差し、どこにも隙のない所作。 けれど、扉の向こうで誰かを待つその背には、わずかに熱が滲んでいた。 屋敷の奥、夜が深まるたびに静けさも深くなる。 灯りを避けるように、彼女は地下への扉を開いた。 ドレスが滑り落ちる音も静かに、 手入れされた拘束具が、躊躇いなく彼女の四肢を掴む。 「……っ、んぅ……っ」 口は赤いボールギャグで沈黙のかたちを与えられる。 反射のように身体が跳ねるたび、 仮面がひとつずつ剥がれ落ちてゆく。 触れられるだけで、息が乱れる。 指が這えば、全身が熱を帯びる。 「……ふっ、ん……ぅっ……」 拘束されたまま、相手に応え続ける。 その姿には、与える余裕も、支配する品位もなかった。 ただ、すべてを手放し、 身を捧げ、波に揺られながら悶える彼女がいるだけ。 今夜もまた、ひとつ、満たされた音が闇に沈んでいく――
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サンプル:https://prompt-com.com/ja/p/e680b0db-6265-4e94-8818-80f61b753ff4 週1~2回のペースで作品をアップしています。 主に大人向けのシチュエーションをテーマにしており、調教や拘束など、フェチ要素の強い内容をメインに描いています。 よろしくお願いします。